米国内科専門医 安川康介の医学チャンネル

1月27日の報道ステーションで、お話させていただく機会がありました。日本のワクチンの接種体制についての議論は今後ますます重要になってくると思います。1時間程お話させていただきましたが、使用されたクリップでは「ワクチンが容器に余っている時の対応」と局所反応・全身性の反応は予期される免疫反応であることです。
動画へのリンク: news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/00…

米国と日本の大きな違いの一つとして、薬剤師の役割があります。米国では薬剤師が、高齢者施設に行きワクチンを接種しています。また、大手薬局チェーンでは新型コロナウイルスのワクチン接種が始まります。これは薬剤師が日本と違い、ワクチンを接種し、アナフィラキシーに対応できる資格があるからですが、日本の場合、看護師・医師をワクチン接種に動員するということになりそうです。

ファイザー社のワクチンはやや扱いにくい要素があるため(例:超低温保管、解凍し、生理食塩水1.8 CCで溶かす、特別なシリンジを使わないと容器に入っている6回分を全て使えない、6時間以内に使用しなければならない、など)、自治体ではきちんとワクチンの使用について考えておく必要があります。

他国でうまくいっているところなどを参考にして日本でも効率的に接種できる体制を整えられることを願っています。

CDCの参考資料
www.cdc.gov/vaccines/imz-managers/downloads/COVID-…
www.cdc.gov/vaccines/covid-19/covid19-vaccination-…

ワクチン接種体制についてはまたYouTube動画を作ることを考えています。

4 years ago | [YT] | 69