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【新シリーズを開始します!】なかなか新しい動画の投稿ができずに申し訳ありません。和歌山毒物カレー事件については継続して取材を進めており、折をみて動画の投稿ができればと考えております。来週3月11日に、林眞須美さんが、ヒ素の鑑定に誤りがあったとして、鑑定人に対して損害賠償を求めた訴訟の判決があるので、この結果も含めた動画の制作を考えています。一方で、来月から新しいシリーズを開始します。取り上げるのは、2003年1月16日、京都市下京区で起きた放火殺人事件です。平野義幸さんという元俳優の自宅から火災が発生し、当時、内縁関係にあった女性が亡くなりました。その後、平野さんは放火・殺人の罪に問われ、無期懲役の判決を受けました。しかし平野さんは、逮捕直後から一貫して放火も殺人もしていないと無実を訴えています。私がこの事件について知ったのは、カレー事件の動画#9で、東住吉冤罪事件の青木惠子さんにインタビューをさせてもらったときでした。青木さんから『私と同じ放火で、冤罪の可能性がある。支援者を募っている』ということでした。ただ平野さんは当時、覚醒剤を使用していたり、傷害事件で執行猶予中だったりと、「まぁ、やっていてもおかしくないだろうな」というのが最初の印象でした。正直、青木さんからの話でなければ、詳しく調べることもなかったと思います。しかし裁判資料をよくよく読み、当時の関係者に話を聞いて回ってみると、検察の主張や判決の内容が、実際に起きていたと思われることと大きく異なっていることが分かってきました。目撃証言の食い違い、二転三転する検察の主張、証拠の隠蔽・・・などなど。まさにカレー事件の林眞須美さんと同様に、「こんな悪いことをやっている奴だから、この事件も犯人に間違いない」という思い込みによって、事実が歪められている可能性が高いと感じられました。平野さんの事件においても、「動機」は裁判においてはっきりとしていません。私はこの事件の取材を始めると共に、青木さんと一緒に、平野さんの再審請求をするためのクラウドファンディングを始めました。通常、取材者でありながら、支援者として活動することは、客観的な視点を持ち続けるためには避けなければならないと考えています。しかし、平野さんには片手で数えられるほどしか支援者がおらず、「えん罪救済センター」やあらゆる弁護士たちに支援をお願いしてきましたが断られてきました。主な理由は、覚醒剤を使用していたことや素行の悪さが原因だと聞いています。正直、私は平野さんの冤罪を確信している訳ではありません。ただ、裁判の内容が公正でなかったことは取材などから確かだと考えています。また真相を明らかにするには、火災の再現実験や火災現場の再鑑定が欠かせません。クラウドファンディングは、実際に何があったのか見極めるためのものです。そしてこのチャンネルでは、再審請求に至るまでの過程をつぶさに追っていきたいと考えています。ご関心のある方は、READY FORのページをチェックしていただけると嬉しいです。そして、もし真相解明のために協力してもよいと思われたなら、情報の拡散、クラウドファンディングへのご参加など、お力をお貸しいただければ幸いです。readyfor.jp/projects/save_yoshiyuki_hirano
3 years ago (edited) | [YT] | 44
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【新シリーズを開始します!】
なかなか新しい動画の投稿ができずに申し訳ありません。
和歌山毒物カレー事件については継続して取材を進めており、折をみて動画の投稿ができればと考えております。来週3月11日に、林眞須美さんが、ヒ素の鑑定に誤りがあったとして、鑑定人に対して損害賠償を求めた訴訟の判決があるので、この結果も含めた動画の制作を考えています。
一方で、来月から新しいシリーズを開始します。
取り上げるのは、2003年1月16日、京都市下京区で起きた放火殺人事件です。
平野義幸さんという元俳優の自宅から火災が発生し、当時、内縁関係にあった女性が亡くなりました。
その後、平野さんは放火・殺人の罪に問われ、無期懲役の判決を受けました。しかし平野さんは、逮捕直後から一貫して放火も殺人もしていないと無実を訴えています。
私がこの事件について知ったのは、カレー事件の動画#9で、東住吉冤罪事件の青木惠子さんにインタビューをさせてもらったときでした。青木さんから『私と同じ放火で、冤罪の可能性がある。支援者を募っている』ということでした。ただ平野さんは当時、覚醒剤を使用していたり、傷害事件で執行猶予中だったりと、「まぁ、やっていてもおかしくないだろうな」というのが最初の印象でした。正直、青木さんからの話でなければ、詳しく調べることもなかったと思います。
しかし裁判資料をよくよく読み、当時の関係者に話を聞いて回ってみると、検察の主張や判決の内容が、実際に起きていたと思われることと大きく異なっていることが分かってきました。目撃証言の食い違い、二転三転する検察の主張、証拠の隠蔽・・・などなど。まさにカレー事件の林眞須美さんと同様に、「こんな悪いことをやっている奴だから、この事件も犯人に間違いない」という思い込みによって、事実が歪められている可能性が高いと感じられました。平野さんの事件においても、「動機」は裁判においてはっきりとしていません。
私はこの事件の取材を始めると共に、青木さんと一緒に、平野さんの再審請求をするためのクラウドファンディングを始めました。通常、取材者でありながら、支援者として活動することは、客観的な視点を持ち続けるためには避けなければならないと考えています。しかし、平野さんには片手で数えられるほどしか支援者がおらず、「えん罪救済センター」やあらゆる弁護士たちに支援をお願いしてきましたが断られてきました。主な理由は、覚醒剤を使用していたことや素行の悪さが原因だと聞いています。
正直、私は平野さんの冤罪を確信している訳ではありません。ただ、裁判の内容が公正でなかったことは取材などから確かだと考えています。また真相を明らかにするには、火災の再現実験や火災現場の再鑑定が欠かせません。クラウドファンディングは、実際に何があったのか見極めるためのものです。
そしてこのチャンネルでは、再審請求に至るまでの過程をつぶさに追っていきたいと考えています。
ご関心のある方は、READY FORのページをチェックしていただけると嬉しいです。
そして、もし真相解明のために協力してもよいと思われたなら、情報の拡散、クラウドファンディングへのご参加など、お力をお貸しいただければ幸いです。
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3 years ago (edited) | [YT] | 44