ドクターハッシー/内科医 橋本将吉

🦠【COVID‑19(新型コロナウイルス)再拡大傾向あり — 風邪に似た症状でも“感染の可能性”を頭に置いておこう】

どうも〜、ドクターハッシーです👨‍⚕️

最近、ちょっと気になる動きが出てきています。
「新型コロナ、また広がり始めてるんじゃないか?」という声、医療現場でもチラホラ聞こえてきてます。実際、2025年秋の流行予測を扱った記事でも、昨年同期に比べて定点報告数が上昇傾向にあるというデータがあります。

特に、高齢者・基礎疾患を持つ方にとっては、“ただの風邪”では済まないリスクもあるので、注意と備えが大切。では、具体的にどういうことを知っておいてほしいか、僕なりに整理します。

🔍 なぜ“再拡大傾向”と言われているのか?

国内でも “定点あたり報告数” が前年同期を上回っている傾向があることが報告されている。
東京都でも、2025年夏以降、COVID‑19感染者数が徐々に増加傾向になってきているとの地域診療所の報告あり。
さらに、変異株「LP.8.1」など、既存の免疫をすり抜けやすい性質を持つ株の懸念も指摘されています。

こうした動きが、“ただの風邪様症状がコロナかもしれない”という意識を、もう一度高める理由になっています。

🩺 風邪に似た症状でも注意すべき理由
のどの痛み・違和感
∟コロナの初期症状として“カミソリで切られたような痛み”という表現が使われることも。

発熱・微熱
∟風邪と区別しにくいが、持続したり変動が激しいなら要注意
咳・鼻水・くしゃみ 風邪と重なりやすい症状だが、軽微なものでも感染の糸口になる可能性あり。
倦怠感・だるさ “調子が悪い”の裏に感染初期が隠れていることも。

特に、高齢者・心肺機能の弱い方・免疫抑制状態の方では、初期症状が軽くても “悪化リスク” があるので、症状を甘く見ないことが肝心です。

✅ 気をつけたいこと・対策(医師ハッシー視点で)

〇自己判断は慎重に
風邪と思って放っておくのは危険。症状が出たら様子を見すぎず、感染症を念頭に行動を。

〇マスク・手洗い・うがい・換気を徹底
風邪・インフル・コロナ、すべてのウイルス性呼吸器感染症に対する基本防御です。

〇人混み・密を避ける
特に室内・換気不良な空間はリスクが高い。

〇早期検査
症状が出たら迅速に抗原検査やPCRなど、検査可能な方法を使って確認。

〇高リスク者は慎重に
高齢者、基礎疾患を持つ方、ワクチン接種が十分でない方は、発症初期から医療機関に相談を。

〇体調を整える習慣を強化
十分な睡眠・バランスの良い食事・適度な運動で、免疫を下支えする基盤を作ることが重要。

この秋、またコロナの波が戻るかもしれない。
でも、だからこそ“備えの意識”を持っておけば、怖がるだけではない対応ができます。

「少しでも風邪っぽい」「熱はないけどだるい」…そんなときは、自分も周囲も守る行動をひとつプラスすることを意識してみてください。

焦らず、過度に不安にならず、でも用心は忘れずに。
みんなで健康を守っていきましょう🌱

1 week ago | [YT] | 550