miyabi@美肌研究家

今日は資生堂の研究員「傳田光洋」さんの「皮膚はすごい」読んだので面白いなと思った部分をまとめましたよ📕


・生き物は皆んな袋で包まれている

・皮膚の役割は、
防護機能(体に危害を与えそうなものを防ぐ)
交換機能(外の世界と熱のやり取りをする)

・生命は最初海の中で産まれたので生きていくために必要な体の中の仕組みも海の中で生きているうちに出来た。したがってその仕組みが働くためには体の中が海でなければないならない。
人の体のうち60〜70%が水なのはそのせい。からだに海を持っているから。

・陸上で生きることに必要な機能は体の中の水を失わないこと。

・人間は体毛がほとんどないので皮膚表面に水を弾くスクワレンが含まれている。猿よりカエルに近い。

・手のひら、指紋のあたりや足の裏は細胞間脂質が少なく皮脂もないので水が染み込んでしまう。長風呂するとふやけるのはそのため。

・エナメル質は生き物が作る最も硬い物質。
元は魚の皮膚から生まれ、進化に伴い歯だけに存在するようになった。

・スギ花粉に含まれるアレルギー原因物質クリジュイワンという物質が皮膚表面につくと角層バリア維持機能が低くなってしまう。

・アトピー性皮膚炎はもともと角層バリア機能が低い。

・アトピー性皮膚炎は清潔すぎる環境が原因。
本来細菌などを駆除するはずの免疫システムが暇になってどうでもいい花粉などに過剰反応するようになった。

・アトピー性皮膚炎の痒みは表皮の神経繊維の密度とは関係ない

・指しゃぶりや爪噛みなどをして細菌を飲み込んでいたグループ方が将来のアトピー性皮膚炎の発症が低い結果が出た。

・表皮は触覚、視覚、聴覚、嗅覚、味覚といった五感、と情報処理機能が備わっている。

・この機能を持った表皮を環境に晒すことが生き残りに役立つので、体毛が薄くなっていったのではないか。

・体毛が薄くなったタイミングと脳が大きくなったタイミングが同じなのは、表皮からもたらされる膨大な情報を有効に活用するために大きな脳が必要になったのではないか。



後書きに、バブル期の資生堂が気前良すぎて海外の大学に2年も留学させてくれたからめっちゃ研究出来た。って話が書かれていてぶっ飛びでした。

あまりにもバブル!!なエピソード💨💨笑

こんな感じの進化に基づくさまざまな生物の皮膚の話が書かれていて面白かったです。

同じ著者の他の本もまた読んだらまとめますね👍🏻


📕▶︎room.rakuten.co.jp/room_6415975da1/170031780568636…

2 months ago | [YT] | 54



@kaokazu1897

大人になっても学び続けて素敵です! すごく分かりやすくまとめてあって 読みやすかったです☺️

2 months ago | 2  

@みいこ-c9p

わぁ~!めっちゃ興味深いです!😮✨️ありがとうございます! 「からだに海をもっているから」という文章になんかロマン感じてしまいました!笑🌊🫧‪ そして、小さい頃爪を噛む癖があってよく怒られたのですが悪いことばかりじゃないと分かって嬉しかった

2 months ago | 2