オガトレ

【10/2 食欲の秋、その理由】

 「食欲の秋」ってよく言いますよね。
 なんだか普段よりごはんがおいしく感じたり、つい食べすぎちゃったり。

 実はこれ、気のせいじゃなくてちゃんと体のしくみが関係しています。
 ひとつは日照時間が短くなること。
 光を浴びる時間が減ると、セロトニンという気分を安定させる物質の分泌が減りやすくなります。
 セロトニンは食欲ともつながっているので、体は自然と「食べて満たそう」とするんです(Lam & Boutrel, 2015)。

 もうひとつは体温調節。
 涼しくなると体は熱を生み出そうとするので、エネルギーを欲しがります。
 だから脂質や糖質を含む食べ物が、いつも以上においしく感じるわけです。

 「つい食べすぎちゃった…」と落ち込む必要はありません。
 秋はそういう季節なんだと知っておくだけでも安心できるし、食べ方をちょっと工夫すれば大丈夫。
 たとえば、食欲が増す時期こそ旬の野菜やきのこ、魚を選ぶ。
 同じ「食欲」でも、体がよろこぶ食べ方に変えることができます。

 今日は「食欲の秋」を否定せず、うまく味方につけて過ごしてみてくださいね。

 ではでは、今日も一日じぶんを大切に。ご自愛くださいね。じゃあね。

2 weeks ago | [YT] | 461