winkmirror・なま文字

デルタとヴィスコンティ
書き味の違い。
デルタ・ペンポイントにスイートスポットができた状態。
ヴィスコンティ・ペン先のスイートスポットはできていない。

デルタは中古で購入しているので、ペン先に前のオーナーのスポットがある。
それにひきかえ、ヴィスコンティにはスポットが見られない。
なので、書き味の比較にはそのようなことを考慮して観察しなくてはならないが、
デルタの書き味のすばらしさは感じられる。

ペン先ユニット

デルタはインクフローが安定している。書き出してからインクが切れるまでインクの濃さは
変わることはない。

ヴィスコンティはインクフローがやや不安定。書き出し時とインク切れ付近ではインクの濃さが変わる。
それどころか、一文字の中でも微妙なグラデーションが出ることがよくある。


私はお利口さんなデルタより、精神不安定なヴィスコンティの方が大好きだ。

ヴィスコンティの感情の激しさは、この映像をよく見てくれるとわかるだろう。
線一本一本に鋭い睨みがあり、薄れていく弱さがある。
繊細で、豪快。
ブルーブラックな感情を発揮してくれる。

狂った万年筆ヴィスコンティ。まさしくイタリアのダンディズム。

7 months ago | [YT] | 5