Dialogue for People

#取材短報 ▶︎「記憶の中の娘は7歳のまま」――福島県大熊町、木村汐凪さんの誕生日に奏でた曲と思い

8月25日、福島県大熊町で生まれ育った、木村汐凪(ゆうな)さんの誕生日。東日本大震災の津波で行方不明となったとき、汐凪さんは7歳でした。父の紀夫さんが声をかけ、今年で3回目のライブの開催。上空には空間線量を図るヘリの羽音――。


(本文抜粋)
父の紀夫さんの「自ら捜し続けたい」という願いを阻んだのは、原発事故だった。環境省に依頼し、ようやく重機での捜索を開始すると、泥だらけのマフラーとともに、汐凪さんの小さな首の骨が見つかった。震災から6年が経とうとしていた頃だった。

2022年1月には、沖縄で戦没者遺骨収集を続ける具志堅隆松さんが捜索に加わり、大腿骨が発見された。周辺では今も、汐凪さんを探す作業が続けられている。

(中略)

大熊町は今年に入り、帰還困難区域内の施設6つを「震災遺構」として遺すことを検討している。そのうちのひとつは汐凪さんの通っていた熊町小学校だ。教室内には当時の児童らの学用品が残り、震災前の日常を物語っている。そして突如避難を余儀なくされた街に残された、原子力災害を伝える重要な場所でもある。

今後は入札で選ばれた東京に本社を置く民間業者が立案する保存活用案を、秋ごろから町民や専門家らによる協議会で議論しはじめる予定だ。

誰の目線で、どのように合意形成をはかっていくのか、という課題に加え、残したその場所で何をするのか、何ができるのか――。それを深めるには、多様な声を持ち寄る場そのものが必要だ。住民らと思いや意見を交わせる機会を築こうと、紀夫さんが代表を務める大熊未来塾ではワークショップを続けている。



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4 days ago | [YT] | 59