GT-K

【AI音楽】使い方を変えてみようという話

Suno AI v5 & Suno studioの登場で、より一層生成AIに対する風当たりが強くなってきましたが、Sora2の登場で一気にその勢いが増してきた感があります。

まぁ確かに、IPキャラの絵や声などがそのまんまで誰がどう見ても明らかな著作権侵害だと判断できる生成AIはさすがにどうかと思います。

Sunoは去年ぐらいから米大手レーベルから訴訟を受けていて、学習過程においてインターネットを介してYouTubeなどから無許可で情報を抜いた(学習した)ことが主な争点のようです。

ハッキリ申し上げて、僕は自分の楽曲を元にAI生成された音楽が既に出回っていることを知っているので、AI音楽はもう制御出来ないものと思っていて、この訴訟が仮に通ったところで自分には何の利益もないんだけどなぁと、だいぶ冷めた目で見ています。

なのでこの1年くらいはAI音楽で作曲とかして遊んでいたのですが、正直なところちょっと飽きてきました。

プロンプト次第でいろんな音楽を生成できるのは楽しいんですが、やっぱりガチャ要素がだいぶ強いので何度も生成を繰り返してると段々飽きてくるんですよね。

んで、結構気に入った音楽が生成できても部分的には気に入らない箇所も少なからずあって、そこを再生成ガチャで修正するっている作業もちょっと疲れてきました。

しかもミックスは自分好みにしたいので、結局マスタリング作業はすごく時間がかかります。

加えて、昨今の生成AIに対するバッシングを見ていて、かなり興が削がれました。

「AIを拒絶するのは時代遅れだ」とは言いませんが、文化の発展にブレーキをかける思想だなとは思います。

昨今のフリーBGM界隈にはもうかなりの数のAI音楽が紛れてこんでいるんですが、AIを使っていることを隠して配布されているものがほとんどなこともあまり知られていないですし、実はフリーBGMを使っている人、聴いている人にとってはそれがAIだろうが何だろうが正直どっちでも関係ないという意見が多かったりします。

僕は隠すのが好きじゃないので、この1年間は馬鹿正直に(研究も兼ねて)AIで音楽を作っていることを公言していましたが、反AI勢力のお気持ち表明がとにかく多くて疲れました。

AI音楽を隠して活動してる人に対してお気持ち表明してくれないもんかなと思ってましたが、まぁ見破ることが難しいですもんね。

そんなこんなで、AI作曲に関しては十分楽しめたので、AI作曲は頻度をグッと落として別なことでAIを使っていこうかなと考えています。

なんだかんだ僕は自力で作曲できますので、大まかに作曲したデータをAIに喰わせてアレンジをAIに丸投げして、そのアレンジデータをマスタリングする手法で今後はやってみようかと思っています。

試しに既存のオリジナル曲で何曲か試してみたんですが、ほぼ自分のスタイルを保ちながら今どきなアレンジで出力することに成功しました。

このやり方をある程度フォーマット化できたら、実際にアウトプットしていこうと思います。

4 weeks ago | [YT] | 9