Dialogue for People
#取材短報 ▶︎「安全性の懸念」を繰り返す厚労省―市民団体により続く長生炭鉱遺骨捜索 先月遺骨の発見された長生炭鉱――。捜索を続ける市民団体は本日政府交渉を行いましたが、厚労省は遺骨発見前と同じく「安全性の懸念を払拭できない」として、国として遺骨捜索事業に予算をつけることに消極的な姿勢を示しました。 (本文抜粋) 調査の続けられている海底坑道には、現在判明しているだけでも4人の遺骨が残されているという。韓国から遺骨捜索に参加したダイバー、金秀恩(キム・スウン)さん、金京洙(キム・ギョンス)さんらが遺骨発見時に撮影した映像には、当時の作業員とみられる人物の遺骨が、全身の姿を保ったまま、泥の沈殿する坑道に倒れ込んでいる様子が映っている。 (中略) 発見された遺骨の鑑定と身元確認は現在警察が当たっているが、今後のDNA鑑定などのプロセスについては具体的な説明を避けた。外務省は韓国側の保有する情報についても、関係省庁と連携して対応するとした。 また、「刻む会」は2026年2月7日より、「長生炭鉱遺骨収容プロジェクト2026」を実施していく予定であり、事業遂行に必要な経費3516万円を補正予算として計上するよう、厚生労働大臣に宛てた要望書を提出した。 しかし厚労省は「80年以上も前に落盤事故が発生した海底の坑道に潜水して調査することには、安全性の懸念を払拭する知見を得られていない」とし、「人骨は発見されたが、今後の潜水調査に関する財政支援などを検討できる状況ではない」という答えに終始した。今後さらに「専門的な知見を得るための情報収集」を続けていくという。なお、厚労省はいまだに長生炭鉱の現場を訪れていない。 無謀な国策により犠牲となった人々の遺骨が見つかった以上、その収容は単に「安全性の懸念のある事業」ではない。そこにある「安全性の懸念」を払拭し、遺骨収容を進めることこそが国の責務ではないだろうか。 ✍️記事はこちらから d4p.world/33118/ ________________________________ #DialogueforPeople #D4P #長生炭鉱 #国策 #戦争 #帝国主義 #植民地 #差別 #加害の歴史 #戦争
3 weeks ago | [YT] | 156
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#取材短報 ▶︎「安全性の懸念」を繰り返す厚労省―市民団体により続く長生炭鉱遺骨捜索
先月遺骨の発見された長生炭鉱――。捜索を続ける市民団体は本日政府交渉を行いましたが、厚労省は遺骨発見前と同じく「安全性の懸念を払拭できない」として、国として遺骨捜索事業に予算をつけることに消極的な姿勢を示しました。
(本文抜粋)
調査の続けられている海底坑道には、現在判明しているだけでも4人の遺骨が残されているという。韓国から遺骨捜索に参加したダイバー、金秀恩(キム・スウン)さん、金京洙(キム・ギョンス)さんらが遺骨発見時に撮影した映像には、当時の作業員とみられる人物の遺骨が、全身の姿を保ったまま、泥の沈殿する坑道に倒れ込んでいる様子が映っている。
(中略)
発見された遺骨の鑑定と身元確認は現在警察が当たっているが、今後のDNA鑑定などのプロセスについては具体的な説明を避けた。外務省は韓国側の保有する情報についても、関係省庁と連携して対応するとした。
また、「刻む会」は2026年2月7日より、「長生炭鉱遺骨収容プロジェクト2026」を実施していく予定であり、事業遂行に必要な経費3516万円を補正予算として計上するよう、厚生労働大臣に宛てた要望書を提出した。
しかし厚労省は「80年以上も前に落盤事故が発生した海底の坑道に潜水して調査することには、安全性の懸念を払拭する知見を得られていない」とし、「人骨は発見されたが、今後の潜水調査に関する財政支援などを検討できる状況ではない」という答えに終始した。今後さらに「専門的な知見を得るための情報収集」を続けていくという。なお、厚労省はいまだに長生炭鉱の現場を訪れていない。
無謀な国策により犠牲となった人々の遺骨が見つかった以上、その収容は単に「安全性の懸念のある事業」ではない。そこにある「安全性の懸念」を払拭し、遺骨収容を進めることこそが国の責務ではないだろうか。
✍️記事はこちらから
d4p.world/33118/
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