Dialogue for People
#新着記事公開 国家暴力のトラウマと向き合う―光州民主化運動と関東大震災朝鮮人虐殺の視点から 1980年5月、韓国の光州では、市民が戒厳軍による激しい弾圧を受けました。その「5.18」と、関東大震災時の虐殺について調査を進める人々に話を伺いました。「国家暴力は国家が責任を負うことに意味がある」と、オ・スソン氏は語ります。韓国取材報告です。 (本文抜粋) 被害を受けた人々のトラウマについて、民主化前から地道に調査、研究を重ねてきたオ・スソンさんらが、光州民主化運動(日付をとって「5.18」とも呼ばれる)と、関東大震災朝鮮人虐殺の、国家暴力としての共通性についての調査を進めている。 なぜ国家暴力のトラウマは社会に根深く残り続けるのか、なぜ関東大震災で起きた虐殺事件にも焦点を当てるのか、2025年10月、光州で取材した。 (中略) 国家暴力の影響は、直接的な被害者や遺族だけに留まらない、とキム・ソクウンさんは語る。 「たとえば当時、現場で支援したりした人々、看護師や医師、教師たち、あるいは目撃した記者たちです。さらには当時を直接経験していなくても、関連した映像を見たり、情報に触れたことがトラウマ経験となる場合もあります。こうして被害者の範囲が拡張されるということは、国家暴力が持続していることを意味します。一時的な対応や賠償だけに留まるのではなく、トラウマの再発を防止することが非常に重要です」 こうしたトラウマが、世代間で受け継がれてしまうことがあるという。 「一般市民だった国家暴力の被害者の方々は、一夜にして“暴徒”、“アカ”という烙印を押されることになりました。一瞬にして本人が持っているアイデンティティが変わり、共同体からは周縁に押し出されていくしかなくなります。さらに被害経験によって感情調節ができなくなり、DVなど、暴力の再生産を生む場合があります」 ✍️記事はこちらから d4p.world/34223 ________________________________ #DialogueforPeople #D4P #韓国取材 #光州民主化運動 #関東大震災 #PTSD #トラウマ #国家暴力 #真相究明 #ケア #加害の歴史 #差別
1 week ago | [YT] | 80
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#新着記事公開 国家暴力のトラウマと向き合う―光州民主化運動と関東大震災朝鮮人虐殺の視点から
1980年5月、韓国の光州では、市民が戒厳軍による激しい弾圧を受けました。その「5.18」と、関東大震災時の虐殺について調査を進める人々に話を伺いました。「国家暴力は国家が責任を負うことに意味がある」と、オ・スソン氏は語ります。韓国取材報告です。
(本文抜粋)
被害を受けた人々のトラウマについて、民主化前から地道に調査、研究を重ねてきたオ・スソンさんらが、光州民主化運動(日付をとって「5.18」とも呼ばれる)と、関東大震災朝鮮人虐殺の、国家暴力としての共通性についての調査を進めている。
なぜ国家暴力のトラウマは社会に根深く残り続けるのか、なぜ関東大震災で起きた虐殺事件にも焦点を当てるのか、2025年10月、光州で取材した。
(中略)
国家暴力の影響は、直接的な被害者や遺族だけに留まらない、とキム・ソクウンさんは語る。
「たとえば当時、現場で支援したりした人々、看護師や医師、教師たち、あるいは目撃した記者たちです。さらには当時を直接経験していなくても、関連した映像を見たり、情報に触れたことがトラウマ経験となる場合もあります。こうして被害者の範囲が拡張されるということは、国家暴力が持続していることを意味します。一時的な対応や賠償だけに留まるのではなく、トラウマの再発を防止することが非常に重要です」
こうしたトラウマが、世代間で受け継がれてしまうことがあるという。
「一般市民だった国家暴力の被害者の方々は、一夜にして“暴徒”、“アカ”という烙印を押されることになりました。一瞬にして本人が持っているアイデンティティが変わり、共同体からは周縁に押し出されていくしかなくなります。さらに被害経験によって感情調節ができなくなり、DVなど、暴力の再生産を生む場合があります」
✍️記事はこちらから
d4p.world/34223
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