Dialogue for People

#取材短報 ▶︎水俣取材から見える植民地支配の暴力―鉄道工事犠牲者碑に刻まれた朝鮮人労働者の名前

敗戦前、「強い国」「強い経済」を大義に掲げ、チッソや関連企業、そして政府が「共犯関係」となり、植民地支配を拡大していきました。それは常に、「犠牲にしてもいい」と見なされた人々の上に成り立ってきたものです。


(本文抜粋)
10月に掲載した記事、『チッソの加害は植民地から引き継がれた―水俣と朝鮮、暮らしから見えるその歴史』では、水俣病の原因企業であるチッソの加害が、植民地から地続きであったこと、チッソのような企業を利用した日本政府の責任などについて、少年時代を朝鮮で過ごした石牟禮智さんたちの証言と共に伝えた。

チッソは植民地において、数万人に移住を強いることになる危険度の高い工法でダム建設を推し進めたとされる。その建設や、工場の街となる現在の朝鮮民主主義人民共和国の「興南」地域の「開発」には、建設会社の間組(現・安藤ハザマ)なども携わっている。

ぐねぐねと急坂を這う山道をのぼっていくと、木々の間にひっそりと佇む肥薩線・大畑駅(人吉市)にたどり着く。2020年夏の豪雨以降、大畑駅含め運休が続き、人の気配はほとんどない。その駅の傍らに、難工事で死亡した労働者の慰霊碑として、1908年に建立された、間組の「鉄道工事中殉難病没者追悼紀念碑」が残されている。


✍️記事はこちらから
d4p.world/34020/
________________________________
#DialogueforPeople #D4P #水俣 #日本帝国 #植民地 #チッソ #間組 #差別 #加害の歴史 #朝鮮半島

3 days ago | [YT] | 120