Dialogue for People
#新着記事公開 書籍『遺骨と祈り』プロローグ抜粋―死者を蔑ろにする社会が、生きた人間の尊厳を守れるのか 安田菜津紀の新刊(2025年5月刊行)『遺骨と祈り』のプロローグ抜粋を、未掲載写真と共に公開しました。原発事故で娘・汐凪さんの捜索を阻まれてきた木村紀夫さん。沖縄で遺骨収集を続ける具志堅隆松さん。そしてジェノサイドの続くガザ――。 (本文抜粋) この本は当初、具志堅さんと木村さんの交流のみに焦点を当てて編もうとしていた。ところが2023年10月、イスラエルによるパレスチナ自治区・ガザ地区への軍事侵攻が始まる。国内での取材を続けながら、来る日も来る日もガザにいる友人たちの身を案じ、SNSに流れてくる残虐な映像が目に飛び込んでくる度、怒りに震えた。本気で歯止めをかけようともしない日本政府の姿勢に業を煮やしながら、思う。あの戦争と、戦後の日本社会と、現代の虐殺、その全てが一本の線でつながっているのではないか、と。 (中略) 沖縄への負担押し付け、福島からの搾取、そしてガザ、パレスチナで起きている民族浄化、私はどれに対しても、この社会構造の中で「踏んでいる側」に立っている。 社会は踏まれている側ばかりに何かを求める。「もっと我慢しろ」、あるいは「もっと声をあげろ」「もっと怒れ」と。時に「憎まない」ことの美徳まで求められ、非暴力を掲げれば称賛される。けれども本来必要なのは、「踏んでいる側」から変わることなのだ。 その特権構造の真ん中にいる一人として、その軸足を忘れず、取材で出会った人たちのことを綴っていこうと思う。 ✍️記事はこちらから d4p.world/34063 ________________________________ #DialogueforPeople #D4P #福島 #沖縄 #パレスチナ #ガザ #東ティモール #辺野古 #遺骨と祈り #差別 #戦争 #加害の歴史 #安田菜津紀
5 days ago | [YT] | 116
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#新着記事公開 書籍『遺骨と祈り』プロローグ抜粋―死者を蔑ろにする社会が、生きた人間の尊厳を守れるのか
安田菜津紀の新刊(2025年5月刊行)『遺骨と祈り』のプロローグ抜粋を、未掲載写真と共に公開しました。原発事故で娘・汐凪さんの捜索を阻まれてきた木村紀夫さん。沖縄で遺骨収集を続ける具志堅隆松さん。そしてジェノサイドの続くガザ――。
(本文抜粋)
この本は当初、具志堅さんと木村さんの交流のみに焦点を当てて編もうとしていた。ところが2023年10月、イスラエルによるパレスチナ自治区・ガザ地区への軍事侵攻が始まる。国内での取材を続けながら、来る日も来る日もガザにいる友人たちの身を案じ、SNSに流れてくる残虐な映像が目に飛び込んでくる度、怒りに震えた。本気で歯止めをかけようともしない日本政府の姿勢に業を煮やしながら、思う。あの戦争と、戦後の日本社会と、現代の虐殺、その全てが一本の線でつながっているのではないか、と。
(中略)
沖縄への負担押し付け、福島からの搾取、そしてガザ、パレスチナで起きている民族浄化、私はどれに対しても、この社会構造の中で「踏んでいる側」に立っている。
社会は踏まれている側ばかりに何かを求める。「もっと我慢しろ」、あるいは「もっと声をあげろ」「もっと怒れ」と。時に「憎まない」ことの美徳まで求められ、非暴力を掲げれば称賛される。けれども本来必要なのは、「踏んでいる側」から変わることなのだ。
その特権構造の真ん中にいる一人として、その軸足を忘れず、取材で出会った人たちのことを綴っていこうと思う。
✍️記事はこちらから
d4p.world/34063
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